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踏抜
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ふみぬ
ふりがな文庫
“
踏抜
(
ふみぬ
)” の例文
旧字:
踏拔
群集に押しもまれながら
駈
(
か
)
け歩いている
中
(
うち
)
、いつか
足袋
(
たび
)
はだしになったため
踏抜
(
ふみぬ
)
きをして、その日の暮れ近く人に
扶
(
たす
)
けられてやっと家へ帰って来た。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
堂は形だけ残っておりますけれども、
勿体
(
もったい
)
ないほど
大破
(
たいは
)
いたして、
密
(
そっ
)
と参っても
床
(
ゆか
)
なぞずぶずぶと
踏抜
(
ふみぬ
)
きますわ。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかもその当座は
草鞋
(
わらじ
)
がなお用いられて、禁令は単に
踏抜
(
ふみぬ
)
きを予防するにすぎなかったが、もう今日ではことごとくゴム靴だ。そうでなければゴム底の
足袋
(
たび
)
をはいている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
この大事な留学生に
帰
(
かえっ
)
て鉄砲を
担
(
かつ
)
げなんて、ソンな不似合な事をするには及ばぬ、
仮令
(
たと
)
い弾丸に
中
(
あた
)
らないでも、足に
踏抜
(
ふみぬ
)
きしても損だ、構うことはない病気と
云
(
いっ
)
て
断
(
ことわっ
)
て
仕舞
(
しま
)
え、一人も
還
(
かえ
)
さない
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏切
踏臺
踏襲
踏台
踏留
踏石
踏掛