“ふみぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏抜50.0%
踏脱37.5%
蹈抜12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堂は形だけ残っておりますけれども、勿体(もったい)ないほど大破(たいは)いたして、密(そっ)と参っても床(ゆか)なぞずぶずぶと踏抜(ふみぬ)きますわ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小児(こども)たちが、また悪く暖(あたたか)いので寝苦しいか、変に二人とも寝そびれて、踏脱(ふみぬ)ぐ、泣き出す、着せかける、賺(すか)す。で、女房は一夜まんじりともせず、烏(からす)の声を聞いたさうである。
夜釣 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
後は口の中にて「フ失敬な—フ小癪な—フ生意気な」と呟(つぶや)きながら彼の石の橋を蹈抜(ふみぬ)く決心かと思わるゝばかりに足蹈鳴して渡り去れり大鞆は其後姿を眺めて
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)