“踏脱(ふみぬ)” の例文
清「寝ますと踏脱(ふみぬ)きますから気を注(つ)けて下さるように、どうかお目にかゝりませぬが、御家内様に宜しく、御面倒を願います」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
小児(こども)たちが、また悪く暖(あたたか)いので寝苦しいか、変に二人とも寝そびれて、踏脱(ふみぬ)ぐ、泣き出す、着せかける、賺(すか)す。で、女房は一夜まんじりともせず、烏(からす)の声を聞いたさうである。
夜釣 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
小兒(こども)たちが、また惡(わる)く暖(あたゝか)いので寢苦(ねぐる)しいか、變(へん)に二人(ふたり)とも寢(ね)そびれて、踏脱(ふみぬ)ぐ、泣(な)き出(だ)す、着(き)せかける、賺(すか)す。で、女房(にようばう)は一夜(いちや)まんじりともせず、烏(からす)の聲(こゑ)を聞(き)いたさうである。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)