“踏抜”のいろいろな読み方と例文
旧字:踏拔
読み方割合
ふみぬ80.0%
ふみぬき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
群集に押しもまれながらけ歩いているうち、いつか足袋たびはだしになったため踏抜ふみぬきをして、その日の暮れ近く人にたすけられてやっと家へ帰って来た。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
堂は形だけ残っておりますけれども、勿体もったいないほど大破たいはいたして、そっと参ってもゆかなぞずぶずぶと踏抜ふみぬきますわ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうしたんだって聞きますとね、足の裏から突通るほどの踏抜ふみぬきをしたんだそうで、その前の日の事だっていうんです。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)