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あぐら
彼は
昼には
室内を
窓から
窓に
往来し、
或はトルコ
風に
寐台に
趺を
坐いて、
山雀のように
止め
度もなく
囀り、
小声で
歌い、ヒヒヒと
頓興に
笑い
出したりしているが、
夜に
祈祷をする
時でも
彼は
晝には
室内を
窓から
窓に
往來し、
或はトルコ
風に
寐臺に
趺を
坐いて、
山雀のやうに
止め
度もなく
囀り、
小聲で
歌ひ、ヒヽヽと
頓興に
笑ひ
出したり
爲てゐるが、
夜に
祈祷をする
時でも、
猶且元氣で