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走寄
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はしりよ
ふりがな文庫
“
走寄
(
はしりよ
)” の例文
忽
(
たちま
)
ち
何人
(
だれ
)
の
發聲
(
おんど
)
にや、
一團
(
いちだん
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
はバラ/\と
私
(
わたくし
)
の
周圍
(
めぐり
)
に
走寄
(
はしりよ
)
つて『
鐵車
(
てつしや
)
萬歳
(
ばんざい
)
々々々々。』と
私
(
わたくし
)
の
胴上
(
どうあ
)
げを
始
(
はじ
)
めた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
しかし新田進は
直
(
す
)
ぐに
走寄
(
はしりよ
)
り、
呻
(
うめ
)
いている吉井を
抱起
(
だきおこ
)
して傷口を
検
(
しら
)
べた。白い
上衣
(
うわぎ
)
の胸まで、絞るほどの血だ。
廃灯台の怪鳥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
と突いてかかった奴を
袖摺
(
そですり
)
へ一ヵ所受けた。その時又右衛門が
走寄
(
はしりよ
)
ってきたのである。血に染んだ来金道二尺七寸を片手に、六尺余りの又右衛門が
走
(
かけ
)
つけたのだから小者は
耐
(
たま
)
らない。
鍵屋の辻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
叫びながら
走寄
(
はしりよ
)
ったが、然し彼女は慄然と
其処
(
そこ
)
へ
立竦
(
たちすく
)
んで了った。血! 血! 老子爵の後頭部から
溢出
(
あふれで
)
る血が、床にべっとりとひろがっているではないか。
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“走”で始まる語句
走
走馬燈
走狗
走水
走書
走井
走馬灯
走行
走者
走獣