買人かひて)” の例文
資本もとでとして是より見世の者へ云付代物しろものに色を付景物けいぶつ手拭てぬぐひ等を添てあきなひ或は金一分以上の買人かひてには袖口そでくち半襟はんえりなどをまけうりければ是より人の思ひ付よく追々おひ/\繁昌はんじやうなすに隨ひ見世を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
市日には遠近ゑんきんの村々より男女をいはず所持しよぢのちゞみに名所などころしるしたる紙簽かみふだをつけて市場に持より、そのしな買人かひてに見せて売買うりかひ直段ねだんさだまれば鑑符きつてをわたし、その日市はてゝかねふ。