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讃州
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さんしう
ふりがな文庫
“
讃州
(
さんしう
)” の例文
察
(
さつ
)
し是々御浪人我等は此樣に見苦しき
身形
(
みなり
)
故
(
ゆゑ
)
定めて
不審
(
いぶかし
)
き者と
思
(
おぼ
)
されんが必ず御心配なさるに及ばず某は
讃州
(
さんしう
)
丸龜
(
まるがめ
)
に住居なす後藤半四郎
秀國
(
ひでくに
)
とて
劔道
(
けんだう
)
指南
(
しなん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
讃州
(
さんしう
)
志度の海女は、藤原
淡海
(
たんかい
)
公のために龍王から
面向不背
(
めんかうふはい
)
の珠を奪ひ還したといふ傳説のあるところ。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
船長が戸口の処まで来て『皆さんお粗末なんで』と一寸帽子を
脱
(
と
)
つて挨拶する。脱つた後の頭のてつぺんが禿げて居た。一寝入りして眼を覚すと夜も更けた。岸の灯が近づくと其処は
讃州
(
さんしう
)
多度津
(
たどつ
)
だ。
坊つちやん「遺蹟めぐり」
(新字旧仮名)
/
岡本一平
(著)
下りて
屏風
(
びやうぶ
)
のうちへ
入置
(
いれおき
)
平左衞門は
入牢
(
じゆらう
)
申渡されしが主税之助儀は
交代
(
かうたい
)
寄合
(
よりあひ
)
生駒大内藏へ御預けと
定
(
さだ
)
まりたり此生駒家の
先祖
(
せんぞ
)
は
讃州
(
さんしう
)
丸龜
(
まるがめ
)
の
城主
(
じやうしゆ
)
にして高十八萬石を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「内儀さんは
讃州
(
さんしう
)
志度
(
しど
)
の生れだと聽いたが、泳ぎや
漕
(
こ
)
ぐことは出來るだらうな」
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
受て
攝州
(
せつしう
)
大坂にて御仕置に行はれしが此源内の娘に
豐
(
とよ
)
と云ふ大孝行の者が有て
父
(
ちゝ
)
源内が入牢せし中
讃州
(
さんしう
)
の
金毘羅權現
(
こんぴらごんげん
)
へ
誓
(
ちか
)
ひを
立
(
たて
)
我が一命を
神
(
かみ
)
へ
捧
(
さゝ
)
げて父の無實の罪に
代
(
かは
)
らんことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「去年お取潰しになつた、
讃州
(
さんしう
)
丸龜
(
まるがめ
)
の山崎
志摩守
(
しまのかみ
)
樣の御下屋敷跡ですよ。土藏一つだけ殘つて居ますが、あれはひどい
雨漏
(
あまも
)
りで、山崎樣御盛の頃拂下げになり、取こはすつもりで、そのまゝになつて居ります」
銭形平次捕物控:140 五つの命
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“讃州”の意味
《固有名詞》
讃州(さんしゅう)
讃岐国(さぬきのくに)の別称。
(出典:Wiktionary)
讃
漢検準1級
部首:⾔
22画
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
“讃州”で始まる語句
讃州邊
讃州丸亀
讃州志度
讃州高松