“多度津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たどつ88.9%
タドツ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「唐草銀五郎という方で、多度津たどつへ立った街道へ、すぐ由造を追いかけさせたのだから、もう今日あたりは連れて帰ってくる時分だけれど……」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その前に岩国の錦帯橋きんたいばし余儀よぎなく見物して、夫れから宮島を出て讃岐の金比羅こんぴら様だ。多度津たどつに船が着て金比羅まで三里と云う。行きたくないことはないが、金がないから行かれない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
多度津タドツユキ渡船トセンヲ待ツ間、コレヲ最後ニ一サツ便別ビンベツ申シオキ候。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)