警護けいご)” の例文
が、長い廻廊かいろうの屋根から、人気ひとけのない庭へ飛び下りると、たちまち四五人の警護けいごの侍に、望みの通りからめられました。その時です。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それはなるべくそういうことをしないように警護けいごの僧を付けてある。ところがその警護の僧がおかしい。自分が見張みはりをして居りながらなるべくそれを取らせるようにする。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その後暴人ぼうじん江戸市街しがい横行おうこうし、良家りょうか闖入ちんにゅうして金銭をかすむるのうわさありし時も、先生すこぶる予が家を憂慮ゆうりょせられ、特に塾員じゅくいんめいじ、きたって予が家に宿泊しゅくはくせしめ、昼夜ちゅうや警護けいごせられたることあり。
これらは平生泥棒をつかまえたり、あるいは怪しい者を捜索したりするのが本職であるけれども、この時はすべて法王及び第二の法王の警護けいごにのみ掛って居りますから、外の事は何もやらないです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)