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諏訪法性
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すわほっしょう
ふりがな文庫
“
諏訪法性
(
すわほっしょう
)” の例文
私は
九歳
(
ここのつ
)
の時に浅草の仲見世で
諏訪法性
(
すわほっしょう
)
の兜を買ってもらいましたが、
錣
(
しころ
)
の毛は白い麻で作られて、私がそれをかぶると
背後
(
うしろ
)
に垂れた長い毛は地面に
引摺
(
ひきず
)
る位で
我楽多玩具
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
井戸の外でそれを受取った銭形の平次、しばらく「
諏訪法性
(
すわほっしょう
)
の
兜
(
かぶと
)
」のように、
濡
(
ぬ
)
れた金の茶釜を眺めておりましたが、やがて両手で捧げて
看貫
(
かんかん
)
(重さ)を引くと
銭形平次捕物控:092 金の茶釜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
けれども、やがて、上の姉さんが
諏訪法性
(
すわほっしょう
)
の
御兜
(
おんかぶと
)
の如くうやうやしく家宝のモオニングを捧げ持って私たちの控室にはいって来た時には、大隅君の表現もまんざらでなかった。
佳日
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
椽の下から
顕
(
あらわ
)
れ
出
(
いで
)
たる
八百八狐
(
はっぴゃくやぎつね
)
付添
(
つきそい
)
て
己
(
おれ
)
の
踵
(
かかと
)
を
覗
(
ねら
)
うから、
此奴
(
こやつ
)
たまらぬと
迯出
(
にげだ
)
す
後
(
うしろ
)
から
諏訪法性
(
すわほっしょう
)
の
冑
(
かぶと
)
だか、
粟
(
あわ
)
八升も入る
紙袋
(
かんぶくろ
)
だかをスポリと
被
(
かぶ
)
せられ、方角さらに分らねば
頻
(
しきり
)
と眼玉を
溌々
(
ぱちぱち
)
したらば
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
諏
漢検準1級
部首:⾔
15画
訪
常用漢字
小6
部首:⾔
11画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“諏訪”で始まる語句
諏訪
諏訪町
諏訪湖
諏訪明神
諏訪神社
諏訪社
諏訪越中
諏訪右門
諏訪飛騨守
諏訪山