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請負
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うけおい
ふりがな文庫
“
請負
(
うけおい
)” の例文
清「
己
(
おれ
)
は
遊人
(
あそびにん
)
じゃアねえよ、此の節は前とは違って
請負
(
うけおい
)
仕事もまご/\すると損をするのだ、むずかしい世の中になったのよ」
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
果ては甲州街道から地所にはなれた百姓を
雇
(
やと
)
うて、一反何程の
請負
(
うけおい
)
で、田も植えさす、麦も苅らす。それでもまだやり切れぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「庭でも家でも、はじめに働いてくれた人はわすられないものだよ、そこで、君が民さんをたずね、どれだけ
費
(
い
)
るか
請負
(
うけおい
)
にしてもらいたい。」
生涯の垣根
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
秀吉はこんどの工事にあたって、人足の賃銀を、一日割の
日傭
(
ひよう
)
(日給)にせず、
請負
(
うけおい
)
制度にして、その募集とともにこういう高札を立てて約束した。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それで坑夫となると
請負
(
うけおい
)
仕事だから、
間
(
ま
)
が好いと日に一円にも二円にも当る事もあるが、掘子は日当で
年
(
ねん
)
が
年中
(
ねんじゅう
)
三十五銭で辛抱しなければならない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
妾宅は
上
(
あが
)
り
框
(
かまち
)
の二畳を入れて僅か
四間
(
よま
)
ほどしかない古びた
借家
(
しゃくや
)
であるが、
拭込
(
ふきこ
)
んだ表の
格子戸
(
こうしど
)
と
家内
(
かない
)
の
障子
(
しょうじ
)
と
唐紙
(
からかみ
)
とは、今の職人の
請負
(
うけおい
)
仕事を嫌い、
先頃
(
さきごろ
)
まだ
吉原
(
よしわら
)
の焼けない時分
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私は大学を出たばかりの文学青年で、写字と翻訳の下
請負
(
うけおい
)
で細々と暮していた時ですが、窓の外に立った美声の少女の、雨に濡れた蒼白い顔が、十何年後の今でも忘れることが出来ません。
奇談クラブ〔戦後版〕:13 食魔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
依頼によって動く殺人
請負
(
うけおい
)
の一団。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
この時代の特徴として、工事はすべて、
請負
(
うけおい
)
制度だった。いわゆる「割ぶしん」とよぶ制度である。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だから通り路よりは自然広い訳で、この作事場を坑夫が三人一組で、
請負
(
うけおい
)
仕事に引受ける。二週間と見積ったのが、四日で済む事もあり、高が五日くらいと踏んだ作事に半月以上
食
(
くら
)
い込む事もある。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“請負”の意味
《名詞》
請 負(うけおい)
引き受けること、保証すること。
依頼主と報酬などを約して、仕事の完成を引き受けること。
(出典:Wiktionary)
“請負”の解説
請負(うけおい)とは、当事者の一方(請負人)が相手方に対し仕事の完成を約し、他方(注文者)がこの仕事の完成に対する報酬を支払うことを約することを内容とする契約。日本の民法では典型契約の一種とされ(民法632条)、特に営業として行われる作業又は労務の請負は商行為となる(商法502条5号)。
日本の民法は、以下で条数のみ記載する。
(出典:Wikipedia)
請
常用漢字
中学
部首:⾔
15画
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
“請負”で始まる語句
請負師
請負人
請負場
請負師風
請負普請