誠實せいじつ)” の例文
新字:誠実
彼の監督の役目もまた、道理と嚴格とを、慰安と經濟とを、憐憫れんみん誠實せいじつとをどんな工合に組合せるかといふ事を知つてゐる人々との協力で行はれた。
おゝ、ロミオどの、可愛いとしうおもうてくださるがまことなら、其通そのとほ誠實せいじつうてくだされ。
今世こんせ主君きみにも未來みらい主君きみにも、忠節ちうせつのほどあらはしたし、かはあれど氣遣きづかはしきは言葉ことばたくみにまことくなきがいまつねく、誰人たれびと至信ししん誠實せいじつに、愛敬けいあいする主君きみ半身はんしんとなりて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何故つて、私は、あなたの輝かしい眼や、曇りのない顏に、あなたの誠實せいじつな性質を讀むことが出來るからだわ。