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見徹
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みとほ
ふりがな文庫
“
見徹
(
みとほ
)” の例文
むすめはだまつて笑つてゐたが、このときリンパー先生が、いきなりこつちを振り向いて、まるで将軍の胸底から、馬の頭も
見徹
(
みとほ
)
すやうな、するどい眼をしてしづかに云つた。
北守将軍と三人兄弟の医者
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
表
(
おもて
)
の
鹽物
(
しほもの
)
やが
野郎
(
やらう
)
と一
處
(
しよ
)
に、
蜆
(
しゞみ
)
を
買
(
か
)
ひ
出
(
だ
)
しては
足
(
あし
)
の
及
(
およ
)
ぶだけ
擔
(
かつ
)
ぎ
廻
(
まわ
)
り、
野郎
(
やらう
)
が八
錢
(
せん
)
うれば十
錢
(
せん
)
の
商
(
あきなひ
)
ひは
必
(
かな
)
らずある、一つは
天道
(
てんたう
)
さまが
奴
(
やつこ
)
の
孝行
(
かう/\
)
を
見徹
(
みとほ
)
してか、
兎
(
と
)
なり
角
(
かく
)
なり
藥代
(
くすりだい
)
は三が
働
(
はたら
)
き
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
平次は何も彼も
見徹
(
みとほ
)
してゐたのでせう。
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
表の塩物やが野郎と一処に、
蜆
(
しじみ
)
を買ひ出しては足の及ぶだけ担ぎ廻り、野郎が八銭うれば十銭の商ひは必らずある、一つは天道さまが
奴
(
やつこ
)
の孝行を
見徹
(
みとほ
)
してか、となりかくなり薬代は三が働き
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
徹
常用漢字
中学
部首:⼻
15画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当