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襖紙
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からかみ
ふりがな文庫
“
襖紙
(
からかみ
)” の例文
二階というのは、五六人もいる店の者の寝間にしてあった十二畳の間で、この十二畳の
襖紙
(
からかみ
)
の隅に寝そべって読む事にした。
怪談
(新字新仮名)
/
平山蘆江
(著)
襖紙
(
からかみ
)
を開けて、いそいそと入って来たのは、主人の佐吉、まだ二十四、五の若々しい年輩で古渡り唐桟の袷に紺博多の帯、
月代
(
さかやき
)
の跡青々と、
下
(
しも
)
っ
膨
(
ぶく
)
れのおっとりとした美男です。
新奇談クラブ:06 第六夜 人形の獄門
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから
直
(
すぐ
)
に
本所
(
ほんじよ
)
を出て
吾妻橋
(
あづまばし
)
を渡つて、
森下
(
もりした
)
へ
行
(
い
)
つて
捜
(
さが
)
すと、
今
(
いま
)
の八
軒寺町
(
けんでらまち
)
に
曹洞宗
(
さうどうしう
)
の
東陽寺
(
とうやうじ
)
といふ
寺
(
てら
)
があつた。門の所で車から
下
(
お
)
りてズツと
這入
(
はい
)
ると、
玄関
(
げんくわん
)
の
襖紙
(
からかみ
)
に
円
(
まる
)
に十の
字
(
じ
)
の
標
(
しるし
)
が
付
(
つ
)
いてゐる。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
襖
漢検準1級
部首:⾐
18画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“襖”で始まる語句
襖
襖子
襖越
襖際
襖絵
襖側
襖障子
襖一重
襖地
襖画