裏返うらかへ)” の例文
裏返うらかへしてとぢたる帳面一册ありひらき見るにしうとめが日々の容體大小便の度數迄委敷くはしく記載しるしてありしとてすなはち是へ差出せりよつて披き見るに其の深切に認め有事此一條を以ても菊が姑を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いし裏返うらかへしにして再び他面にみぞを作り、兩面よりの殆んとあひつらなるに及んで、石の一部分ぶぶんつよく打ちこれを他の部分より取り離したるならん、いしを截るにも石を研ぐにも多少たせうの水を要すべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)