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血染
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ちぞめ
ふりがな文庫
“
血染
(
ちぞめ
)” の例文
ゆけ、ゆけ、
紅玉
(
ルビー
)
軍港は近いぞ。白鳥の羽のような白い美しい帆を張って、
血染
(
ちぞめ
)
の旗をひるがえして、六十人の決死隊は、勇みに勇んだのである。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
邸より五百
米突
(
メートル
)
の間は
血跟
(
けっこん
)
が点々と落ち、なお附近に
血染
(
ちぞめ
)
の襟巻が捨ててあった。これより見て、不幸なレイモンド嬢は殺害せられたりと信ぜらる。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
御扶手
(
おんたすけて
)
、
此世
(
このよ
)
を
救
(
すく
)
ひ
給
(
たま
)
うてより、
今年
(
ことし
)
まで
一千二百十二年
(
いつせんにひやくじふにねん
)
になるが、このあたしにはお
拯
(
たすけ
)
が
無
(
な
)
い。
主
(
しゆ
)
を
貫通
(
つきとほ
)
した
血染
(
ちぞめ
)
の
槍
(
やり
)
がこの
身
(
み
)
に
触
(
さは
)
らないのである。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
あの特殊装置というものの中には、きっと
血染
(
ちぞめ
)
になった園長の服とか靴とかが隠匿されているのではなかろうか。
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは「
血染
(
ちぞめ
)
の名月」というひどく無理な題目の芝居であった。
鉄面皮
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
帆村の興味は、そんなことよりも、大島の松の木にひっかかっていたお化け鞄と猫又の死骸と
血染
(
ちぞめ
)
の
細紐
(
ほそひも
)
が、何を語っているか、それを解くことに
懸
(
かか
)
っていた。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それから、三等食堂の
血染
(
ちぞめ
)
のテーブル・クロスの事件ね
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
血染
(
ちぞめ
)
の手紙
火薬船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
“血”で始まる語句
血
血眼
血腥
血統
血汐
血痕
血潮
血飛沫
血相
血糊