“ちぞめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
血染100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの特殊装置というものの中には、きっと血染ちぞめになった園長の服とか靴とかが隠匿されているのではなかろうか。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは「血染ちぞめの名月」というひどく無理な題目の芝居であった。
鉄面皮 (新字新仮名) / 太宰治(著)
帆村の興味は、そんなことよりも、大島の松の木にひっかかっていたお化け鞄と猫又の死骸と血染ちぞめ細紐ほそひもが、何を語っているか、それを解くことにかかっていた。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)