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蘭人
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らんじん
ふりがな文庫
“
蘭人
(
らんじん
)” の例文
ところが、一空さまの語るところによると、この宗庵先生はただの町医ではなく、長崎で
蘭人
(
らんじん
)
に接して医学を習得しながら、大いに密輸入をやったらしい。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
この博物会というのは、
本草学者
(
ほんぞうがくしゃ
)
の
田村藍水
(
たむららんすい
)
や
鳩渓
(
きゅうけい
)
平賀源内などが、長崎の
蘭人
(
らんじん
)
から伝え聞いた方法で、協力して明和以来すでに十何回を重ねている催しだった。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ついでながら仏公使の
云々
(
うんぬん
)
したる陸軍の事を
記
(
しる
)
さんに、徳川の海軍は
蘭人
(
らんじん
)
より
伝習
(
でんしゅう
)
したれども、陸軍は仏人に
依頼
(
いらい
)
し一切
仏式
(
ふっしき
)
を用いていわゆる
三兵
(
さんぺい
)
なるものを
組織
(
そしき
)
したり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
凡
(
およ
)
そ銅鉄の腐るはじめは虫が生ずるためで、「
錆
(
さびる
)
は
腐
(
くさる
)
の
始
(
はじめ
)
、
錆
(
さび
)
の中かならず虫あり、肉眼に及ばざるゆゑ」人が知らないのであるが、これは
蘭人
(
らんじん
)
の説であるという説明があって
語呂の論理
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
買い取る者は、長崎の
蘭人
(
らんじん
)
の他にはない
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蘭
漢検準1級
部首:⾋
19画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“蘭”で始まる語句
蘭
蘭麝
蘭丸
蘭燈
蘭奢待
蘭医
蘭若
蘭方
蘭瞼
蘭学