茶屋ぢやや)” の例文
これより、「ぢゞ茶屋ぢやや」「箱根はこね」「原口はらぐちたき」「南瓜軒なんくわけん」「下櫻山しもさくらやま」をて、倒富士さかさふじ田越橋たごえばしたもとけば、すぐにボートを眞帆まほ片帆かたほのぞむ。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
昼間ひるまくしこしらへ、夜だけ落語家はなしかでやつて見ようと、これから広徳寺前くわうとくじまへの○○茶屋ぢややふのがござりまして、其家そのいへ入口いりぐち行燈あんどんけたのです。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ぢゞ茶屋ぢややは、おきなひとりて、燒酎せうちうあぶら蚊遣かやりるゐひさぐ、ゆゑふ。
逗子だより (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)