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芻秣
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まぐさ
ふりがな文庫
“
芻秣
(
まぐさ
)” の例文
令史
(
れいし
)
の
家
(
いへ
)
に
駿馬
(
しゆんめ
)
あり。
無類
(
むるゐ
)
の
逸物
(
いちもつ
)
なり。
恆
(
つね
)
に
愛矜
(
あいきん
)
して
芻秣
(
まぐさ
)
を
倍
(
ま
)
し、
頻
(
しきり
)
に
豆
(
まめ
)
を
食
(
は
)
ましむれども、
日
(
ひ
)
に
日
(
ひ
)
に
痩
(
やせ
)
疲
(
つか
)
れて
骨立
(
こつりつ
)
甚
(
はなは
)
だし。
擧家
(
きよか
)
これを
怪
(
あやし
)
みぬ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
塵を積むべき車の
轅
(
ながえ
)
には、
骨立
(
ほねたゝ
)
したる老馬の繋がれつゝ、側なる一團の
芻秣
(
まぐさ
)
を噛めるあり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
かゝる場合に原作を改むることを、芝居にては曲を
曲
(
ま
)
ぐといふ。畫工は
某
(
それ
)
の畑、某の井、其の積み上げたる
芻秣
(
まぐさ
)
をばえ寫さじといふ。これがためにさへ曲ぐべき詞も出來たるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
闊
(
ひろ
)
き窓の
下鋪板
(
しもゆか
)
に達するまでに切り開かれたる、
丹青
(
たんせい
)
目を
眩
(
くらま
)
したりけん壁畫の今猶微かに
遺
(
のこ
)
れるなど、昔の豪華の跡は思はるれど、壁の下には石灰の桶いくつともなく並べ据ゑられ、
鋪板
(
ゆか
)
には
芻秣
(
まぐさ
)
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
芻
漢検1級
部首:⾋
10画
秣
漢検1級
部首:⽲
10画
“芻”で始まる語句
芻狗
芻
芻堯
芻草
芻言