トップ
>
舟
>
しゅう
ふりがな文庫
“
舟
(
しゅう
)” の例文
舟
(
しゅう
)
と云う文字がはいった
後
(
のち
)
も、「ふね」は常に「ふね」だったのです。さもなければ我々の言葉は、支那語になっていたかも知れません。
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「九年前の一
舟
(
しゅう
)
の縁を、ここでまた重ねるとはよくよくな。……したがその高氏、なんでこよい、幕府の
牢囚
(
ろうしゅう
)
俊基を、ここへお訪ねなされしか」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あくる朝も、楊志は山寨から
餞別
(
せんべつ
)
を貰うやら、また、王倫以下の盛大な見送りを受けなどして、一
舟
(
しゅう
)
の上から手を振りつつ、梁山泊を離れて行った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
春の訪れと共に、
梁山泊
(
りょうざんぱく
)
に一
舟
(
しゅう
)
の
注進
(
ちゅうしん
)
が聞えた。——再編成された官軍の捕盗船隊三、四百艘が、
石碣村
(
せっかそん
)
の入江から沖を埋めて、機を
窺
(
うかが
)
っているという報である。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袁紹の追討令で、追手の軍に追われたり、諸城の太守に
遮
(
とど
)
められたり、さんざんな憂き目に遭ったが、ついに黄河のほとりまで逃げのびて、一
舟
(
しゅう
)
を拾い、からくも江東へ逃げ渡った。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
江上
(
こうじょう
)
に聞く一
舟
(
しゅう
)
の
妖歌
(
ようか
)
「おまえ待ち待ち
芦
(
あし
)
の
花
(
はな
)
」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
“舟”を含む語句
小舟
独木舟
漁舟
渡舟
舟中
曳舟通
舟師
舟子
猪牙舟
艀舟
曳舟
扁舟
端舟
舟路
小舟町
舟遊
軽舟
虚舟
舟乗
空舟
...