“軽舟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいしゅう40.0%
ケイシウ40.0%
サンパン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私たちの軽舟けいしゅうは急流に乗って、まだ大円日だいえんじつの金の光輝が十方に放射する、その夕焼けの真近をまたたく間に走りくだって来た。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
今宵、軽舟ケイシウ溯江ソカウサセテ、ヒソカニ拙意セツイヲ告グ。モシ貴意ウゴカバ、身ヲ以ツテ、本船ニ投ゼラレヨ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
支那風に彩色した軽舟サンパン真青まつさおな海の上と灰色した堀割の石垣と石橋の下をば絶えず動いてゐる。西洋人と支那人と内地人の子供は青物市場のほとりに入乱れて遊んでゐる。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)