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能事
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よきこと
ふりがな文庫
“
能事
(
よきこと
)” の例文
我為せる事に
能事
(
よきこと
)
ある
迚
(
とて
)
も誇る心なく、亦悪事ありて人にいはるゝ迚も争はずして早く過を改め、重て人に謂れざる様に我身を慎み、又人に侮れても腹立憤ることなく、能く
堪
(
こらえ
)
て物を
恐
(
おそれ
)
慎
(
つつしむ
)
べし。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
廻
(
まは
)
り
歩行
(
あるき
)
けるに斯る
惡黨
(
あくたう
)
も
運
(
うん
)
の向事ありしにや三度に二度は必らず
勝
(
かち
)
て少しく
懷中
(
ふところ
)
の
暖
(
あたゝ
)
まりしかば
彌々
(
いよ/\
)
能事
(
よきこと
)
に思ひ追々
大賭場
(
おほとば
)
へも立入
博奕
(
ばくち
)
の仲間に入たりけり然るに六月
末
(
すゑ
)
より七月へかけて四五度
續
(
つゞ
)
けて
打負
(
うちまけ
)
しより又々大いに
困窮
(
こんきう
)
なし一時勝たる
節
(
せつ
)
拵
(
こしら
)
へし夫婦の
衣類
(
いるゐ
)
は申に及ばず
家財
(
かざい
)
道具
(
だうぐ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
全くに
暮果
(
くれはて
)
たり然ども宵月の時分なれば少しも
撓
(
たゆ
)
まず何處迄もと追行ども更に駕籠の見えざるのみか
問
(
とは
)
んと思ふ人にも
絶
(
たえ
)
て逢ざれば若此儘尋ね得ずばお花は如何に成やらんと
案事
(
あんじ
)
る程猶胸安からず暫しも
猶豫
(
いうよ
)
ならざれば足に任せて追程に
何時
(
いつ
)
しか廣き野中へ出
道
(
みち
)
幾筋
(
いくすぢ
)
となく有ければ何に行て
能事
(
よきこと
)
かと定め兼四方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“能事”の意味
《名詞》
為すべき事柄。
(出典:Wiktionary)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“能事”で始まる語句
能事畢