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胡坐
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こざ
ふりがな文庫
“
胡坐
(
こざ
)” の例文
冠者の右側に
胡坐
(
こざ
)
しているのは思いもかけぬ
裸体武兵衛
(
はだかぶひょう
)
で、例に依って
素裸
(
まっぱだか
)
、わずかに股間を隠しているばかりだ。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
どっかと
胡坐
(
こざ
)
して、
炬
(
かがり
)
の如き眼光鋭く、じろりと新九郎を
睥睨
(
へいげい
)
した様子、これなん大円房覚明と見えた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
桶中哲人
(
ようちゆうてつじん
)
を思慕する事
甚
(
はなは
)
だ深く、一日彼を緑したゝる
月桂樹
(
ローレル
)
の下蔭に訪ふや、暖かき日光を浴びて桶中に
胡坐
(
こざ
)
し、彼は正に
其
(
その
)
襤褸
(
らんる
)
を取りひろげて
半風子
(
しらみ
)
を
指端
(
したん
)
に捻りつゝありき。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
既にして
輦
(
てぐるま
)
に乗ることを許された。後には蘭軒の
轎
(
かご
)
が玄関に到ると、侍数人が轎の前に集り、円い座布団の上に
胡坐
(
こざ
)
してゐる蘭軒を、
布団籠
(
ふとんごめ
)
に
手舁
(
てがき
)
にして君前に進み、そこに安置した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
私は椰子の葉蔭の庵室に裸體の儘
胡坐
(
こざ
)
してゐた印度の僧を今もつて忘れない。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
只のっそりぼんやりとかしこまったり、
胡坐
(
こざ
)
をかいたり、寝ころんだりしております。精々奮発したところで暑い時に汗をかいたり、寒い時に赤くなったりする位の静的表現しか出来ない。
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“胡坐”の意味
《名詞》
胡 坐(こざ、あぐら 別表記:胡座)
両足を前に組んで座ること。
(出典:Wiktionary)
“胡坐”の解説
胡坐(あぐら、こざ)は、座り方のひとつ。
(出典:Wikipedia)
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
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胡桃
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胡粉
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