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背影
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うしろかげ
ふりがな文庫
“
背影
(
うしろかげ
)” の例文
勿論定基の母は恩愛の涙を流したことでは有ろうが、これを
塞
(
ふさ
)
ぎ遮ろうとするような人では無く、
却
(
かえ
)
って其
背影
(
うしろかげ
)
に合掌したことであったろう。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その途端に列車は動き出し、窓からサヨナラを交換したが、狭い路を
辿
(
たど
)
って帰る淋しい
背影
(
うしろかげ
)
が月明りに
霞
(
かす
)
んで見えた。二葉亭の健康の衰え初めたのはその頃からであった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
と
廂
(
ひさし
)
の夕日に手を上げて、たそがれかかる姿を呼べば、
蘆
(
あし
)
を
裾
(
すそ
)
なる
背影
(
うしろかげ
)
。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
第七十回 鏡に写る
背影
(
うしろかげ
)
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
今ちょいと
外面
(
おもて
)
へ
汝
(
てめえ
)
が立って出て行った
背影
(
うしろかげ
)
をふと見りゃあ、
暴
(
あば
)
れた
生活
(
くらし
)
をしているたア
誰
(
た
)
が眼にも見えてた
繻子
(
しゅす
)
の帯
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
“背”で始まる語句
背後
背
背負
背中
背丈
背戸
背嚢
背向
背景
背馳