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繁多
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はんた
ふりがな文庫
“
繁多
(
はんた
)” の例文
近頃になって御用
繁多
(
はんた
)
なので、八五郎に旨を含めて、百人町の百兵衛と力を
協
(
あわ
)
せ、
他所
(
よそ
)
ながら長者丸一角を
睨
(
にら
)
ませて置いたのでした。
銭形平次捕物控:246 万両分限
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
腹の減るまでうか/\として居るとは愚を
極
(
きわ
)
めた事じゃねえか、それに商業
繁多
(
はんた
)
でお前と長く話をしている事は出来ない、帰って下さい
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから三日ばかりは御用
繁多
(
はんた
)
で、林之助は屋敷を出られなかった。九月にはいって晴れた空がつづいた。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
左れば今日人事
繁多
(
はんた
)
の世の中に一家を保たんとするには、仮令い直に家業経営の
衝
(
しょう
)
に当らざるも、其営業渡世法の大体を心得て家計の方針を明にし其
真面目
(
しんめんぼく
)
を知るは
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その遭遇する事業を
繁多
(
はんた
)
ならしめ、その活動する天地を偉大ならしめ、多くの事と、多くの人と、多くの思想と、多くの歳月との中に、彼を練磨せしめば、彼が進境
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
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折
(
をり
)
暫時
(
しばし
)
考
(
かんが
)
へ居しが去年の四月
頃
(
ごろ
)
と覺え候と申立る此時越前守殿は彌吉に向はれ彌吉其方は一度も
見舞
(
みまひ
)
に參らざりしやと尋ねらるれば彌吉は大に
赤面
(
せきめん
)
なし私し事は日々出入場の用向
繁多
(
はんた
)
にて存じながら不沙汰致し粂を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
伺います筈でございますが、
繁多
(
はんた
)
でございまして、存じながら御無沙汰になりました、宜しく申上げてくれるようにと申し、大きに馳走になりました
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
世事
(
せじ
)
繁多
(
はんた
)
なれば一時夫婦の離れ居ることもあり、また時としては病気災難等の事も少なからず。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
繁
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
多
常用漢字
小2
部首:⼣
6画
“繁”で始まる語句
繁
繁昌
繁々
繁茂
繁華
繁盛
繁殖
繁吹
繁文縟礼
繁花