“はんた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繁多62.5%
煩多25.0%
範多12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世事せじ繁多はんたなれば一時夫婦の離れ居ることもあり、また時としては病気災難等の事も少なからず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから三日ばかりは御用繁多はんたで、林之助は屋敷を出られなかった。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自由に対する慾望は、しかしながら、すでに煩多はんたなる死法則を形成した保守的社会にありては、つねに蛇蠍だかつのごとく嫌われ、悪魔のごとく恐れらるる。
初めて見たる小樽 (新字新仮名) / 石川啄木(著)
それに道修町の時分にはまだ両親や兄弟達へ気がねがあったけれども一戸のあるじとなってからは潔癖とままつのる一方で佐助の用事はますます煩多はんたを加えたのであるこれは鴫沢しぎさわてる女の話でさすがに伝には記してないが
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
アザラシの胆とり部隊は、隊長が水夫長、つづく勇士が、範多はんたと父島。この三人が、くじをひきあてたのだ。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
ところが、帰化人の範多はんたも、前にラッコ船に乗っていたとき、アザラシの子を飼ったことがあって、かれも、こっそり、アザラシと親友になっていた。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)