“はんた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
繁多72.7%
煩多18.2%
範多9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腹の減るまでうか/\として居るとは愚をきわめた事じゃねえか、それに商業繁多はんたでお前と長く話をしている事は出来ない、帰って下さい
自由に対する慾望は、しかしながら、すでに煩多はんたなる死法則を形成した保守的社会にありては、つねに蛇蠍だかつのごとく嫌われ、悪魔のごとく恐れらるる。
初めて見たる小樽 (新字新仮名) / 石川啄木(著)
アザラシと、いちばんはじめに友だちになったのは、国後くなしり範多はんたであった。そして、やがてどのアザラシも、人間となかよしになった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
ところが、帰化人の範多はんたも、前にラッコ船に乗っていたとき、アザラシの子を飼ったことがあって、かれも、こっそり、アザラシと親友になっていた。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)