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縱
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たと
ふりがな文庫
“
縱
(
たと
)” の例文
新字:
縦
姫に手を
拉
(
ひ
)
かれたる我は、
捕
(
とらへ
)
られし小鳥に殊ならず。
縱
(
たと
)
ひ羽ばたきすとも、歌はでは叶はず。姫の歌はんといふは、わが知れる
雙吟
(
ヅエツトオ
)
なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼曰ふ、あゝ子よ、この群の中
縱
(
たと
)
ひ束の間なりとも止まる者あればその者そののち身を横たゆる
百年
(
もゝとせ
)
に及び火これを撃つとも扇ぐによしなし 三七—三九
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
伯父さんがそう云った
汝
(
てめえ
)
一人で
縱
(
たと
)
え敵討をする心でも大胆だ、とても西国巡礼は出来ぬ、道中は、怖いもので、昔これ/\のことが有ったと云って意見をなすった
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
忠之は
縱
(
たと
)
ひ身の破滅は兔れぬにしても、なるべく本邸で果てたいと云ふので、内藏允が思案して、忠之の
駕籠
(
かご
)
を小人數で取り卷き、
素槍
(
すやり
)
一本持たせて、夜
子
(
ね
)
の
刻
(
こく
)
に神奈川を立たせた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
縱
(
たと
)
ひ有るまじきことある世とならんも、羅馬は猶その古き諸神の像と共に、その無窮なる美術と共に、世界の民に
崇
(
あが
)
められん。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
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しかし文政頃の手紙の文は、
縱
(
たと
)
ひ興味のある事が巧に書いてあつても、今の人には讀み易くは無い。忍んでこれを讀むとしたところで、
許多
(
あまた
)
の敬語や慣用語が邪魔になつてその煩はしきに堪へない。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かくてこの身はやうなき
貨
(
しろもの
)
となりぬ。
縱
(
たと
)
ひ
羅馬
(
ロオマ
)
わたりに持ち往きて
沽
(
う
)
らんとし給ふとも、
盾銀
(
たてぎん
)
一つ出すものだにあらじ。
廉
(
かど
)
ある
生活
(
なりはひ
)
の
業
(
わざ
)
をも知らず。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
縱
部首:⽷
17画
“縱”を含む語句
縱令
縱横
放縱
縱横無盡
縱斷
操縱
良人操縱
縱覽
細君操縱
横縱
縱削機
縱帆架
後檣縱帆架
天縱
合縱
縱波
縱琴
縱舵
縱賞
縱長
...