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綱曳
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つなびき
ふりがな文庫
“
綱曳
(
つなびき
)” の例文
いいえ、立派な
国手
(
せんせい
)
も
綱曳
(
つなびき
)
でいらっしゃったんですの。でもね、ちっとも分りませんとさ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
青山
(
あをやま
)
御所の
少
(
すこ
)
し手前迄
来
(
く
)
ると、電車の
左側
(
ひだりがは
)
を
父
(
ちゝ
)
と
兄
(
あに
)
が
綱曳
(
つなびき
)
で
急
(
いそ
)
がして
通
(
とほ
)
つた。
挨拶
(
あいさつ
)
をする
暇
(
ひま
)
もないうちに
擦
(
す
)
れ
違
(
ちが
)
つたから、向ふは元より気が
付
(
つ
)
かずに
過
(
す
)
ぎ去つた。代助は
次
(
つぎ
)
の停留所で
下
(
お
)
りた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
曇った天気が
何時
(
いつ
)
までも無精に空に引掛って、中々暮れそうにない四時過から家を出て、兄の
宅
(
たく
)
まで電車で行った。青山御所の少し手前まで来ると、電車の左側を父と兄が
綱曳
(
つなびき
)
で急がして通った。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“綱”で始まる語句
綱
綱吉
綱条
綱渡
綱手
綱條卿
綱村
綱倉
綱常
綱高