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筑紫琴
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つくしごと
ふりがな文庫
“
筑紫琴
(
つくしごと
)” の例文
一
(
ひ
)
ト月過ぎ
二
(
ふ
)
タ月
過
(
すぎ
)
ても
此
(
この
)
恨
(
うらみ
)
綿々
(
めんめん
)
ろう/\として、
筑紫琴
(
つくしごと
)
習う
隣家
(
となり
)
の
妓
(
こ
)
がうたう唱歌も我に引き
較
(
くら
)
べて絶ゆる事なく悲しきを、コロリン
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
二箇
(
ふたり
)
の賊は
商量
(
だんがふ
)
して、次の日、何れの里にてか、
筑紫琴
(
つくしごと
)
、
三絃
(
さみせん
)
なんど盗み来つ、この
両種
(
ふたくさ
)
をお夏に授けて、ひかせもし、歌はせもして、時なく酒の相手とす。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『
筑紫琴
(
つくしごと
)
の
唄
(
うた
)
』にもある通り、
庚申
(
かのえさる
)
が
叶
(
かな
)
え
猴
(
さる
)
に通うより庚申の夜祈れば何事も叶うとしたらしい。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
ゆうは、小侍を顧みて、一面の
筑紫琴
(
つくしごと
)
をかりうけ、月明りの
映
(
さ
)
す月の間から、琴を
弾
(
だん
)
じた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのうちに
燭台
(
しょくだい
)
の花を飾ッて酒宴が始まると、客の求めで娘は
筑紫琴
(
つくしごと
)
を調べたがどうして、なかなか糸竹の道にもすぐれたもので、その
爪音
(
つまおと
)
の面白さ,自分は無論よくは分らなかッたが
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
筑
漢検準1級
部首:⽵
12画
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
琴
常用漢字
中学
部首:⽟
12画
“筑紫”で始まる語句
筑紫
筑紫綿
筑紫路
筑紫権六
筑紫記行
筑紫人
筑紫漉
筑紫潟
筑紫箏
筑紫義