私共わしども)” の例文
いや植村うゑむらせまいからで、どうも此樣こんことになつて仕舞しまつたで、私共わしども二人ふたりじつ其方そちらあはせるかほいやうな仕儀しぎでな、しかゆきをも可愛想かあいさうおもつてつて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
杣「この谷川へほうり込んで置きますと、ちょうど翌日あしたの昼時分に私共わしどもの村に流れて着きます」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)