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禿
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ちび
ふりがな文庫
“
禿
(
ちび
)” の例文
登は
稲田
(
いなだ
)
と雑木林の間にある小さな
路
(
みち
)
を歩いていたが、処どころ路が
濡
(
ぬ
)
れていて
禿
(
ちび
)
た
駒下駄
(
こまげた
)
に泥があがって歩けないので、林の中に歩く処はないかと思って眼をやった。
雑木林の中
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
この
禿
(
ちび
)
たる談理の筆を
擲
(
なげう
)
ち、逍遙子が
驥尾
(
きび
)
に附いて、記實の事に從ふこと能はずといへども、逍遙子は既に沒却理想を立てたれば、これも既得大理想といふべきものにはあらざるか
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
書房
(
ふみや
)
は
透
(
すか
)
さずこの船人の
脇艪
(
わきろ
)
を押す事を許されたりとて、
自己
(
おのれ
)
をして水先見よと乞うて止まねば、久しく採らぬ
水茎
(
みずぐき
)
の
禿
(
ちび
)
たる
掉
(
さお
)
を
徐
(
やお
)
ら採り、ソラ当りますとの
一言
(
いちげん
)
を
新版発兌
(
しんぞおろし
)
の船唄に換えて序とす。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):01 序
(新字新仮名)
/
条野採菊
(著)
“禿”の解説
禿(かぶろ、かむろ)とは、頭に髪がないことを言い、肩までで切りそろえた児童期の髪型、あるいはその髪型をした子供を指す。狭義では、江戸時代の遊廓に住む童女をさす。
『平家物語』では、平安京に放たれる平家方の密偵として見える。
(出典:Wikipedia)
禿
漢検準1級
部首:⽲
7画
“禿”を含む語句
禿頭
禿顱
禿茶瓶
禿木
薄禿
禿鷹
禿筆
禿鷲
中禿
赭禿
赤禿
禿山
切禿
禿上
馬禿山
愚禿
禿安
禿頭病
禿鳶
禿松
...