“中禿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうはげ75.0%
なかはげ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもの癖で、椅子の中に深く身を沈めると、中禿ちゅうはげの頭を撫で上げながら、自慢の長いひげ自烈度じれったそうにヒネリ上げヒネリさげした。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
万平は上框あがりかまちへヘタヘタと両手をいた。奥から一パイ飲んだらしい中禿ちゅうはげの親方が、真赤な顔をして出て来た。青い筋が額にモリモリと浮上っていた。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
中禿なかはげの額の汗を拭き拭き椅子に腰をかけたついでに支那人風の巨漢おおおとこに顔をさし寄せて声を潜めた。
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)