“ちゅうはげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
中禿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもの癖で、椅子の中に深く身を沈めると、中禿ちゅうはげの頭を撫で上げながら、自慢の長いひげ自烈度じれったそうにヒネリ上げヒネリさげした。
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
万平は上框あがりかまちへヘタヘタと両手をいた。奥から一パイ飲んだらしい中禿ちゅうはげの親方が、真赤な顔をして出て来た。青い筋が額にモリモリと浮上っていた。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
中禿ちゅうはげの温厚らしい支配人は、叮嚀に分けた頭を叮嚀に下げて、紅茶を入れた魔法瓶を手ずから提げて来て最上階の見事な部屋に案内した。さながらに映画スターの私室プライベート然たる到れり尽せりの部屋だ。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)