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神髄
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しんずい
ふりがな文庫
“
神髄
(
しんずい
)” の例文
「半七捕物帳」に描かれた江戸の風物とあの詩情と、それに一脈のほの温かい人情味は、大衆読物の
神髄
(
しんずい
)
に徹するものだからである。
随筆銭形平次:14 捕物帖談義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
豎子
(
じゅし
)
兵法を知らずといったのはそこだ。わしは坊主だが、孫呉の
神髄
(
しんずい
)
が何だかぐらいは、
噛
(
か
)
じっておる。ただし、わしが引き受けるには条件がある、それを
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水島生
(
みずしませい
)
が来た。
社会主義
(
しゃかいしゅぎ
)
神髄
(
しんずい
)
を返えし、
大英遊記
(
だいえいゆうき
)
を借りて往った。林の中で
拾
(
ひろ
)
ったと云って、
弾痕
(
だんこん
)
ある
鶇
(
つぐみ
)
を一
羽
(
わ
)
持て来た。食う気になれぬので、楓の下に
埋葬
(
まいそう
)
。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
軍略家、武将としてみれば、実にそこに真の孔明がある気がするし、また、政治家として彼を考えると、むしろそのほうに彼の
神髄
(
しんずい
)
はあるのではないかという気もする。
三国志:12 篇外余録
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「無駄だ。巧言を止めろ。われも幼少から兵書を読み、
孫子
(
そんし
)
呉子
(
ごし
)
の
神髄
(
しんずい
)
を書に
捜
(
さぐ
)
っている。別人ならば知らぬこと、この曹操がいかで汝や黄蓋ごとき者の企てに乗ろうぞ」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
いわば、智を基礎とする
兵理
(
ひょうり
)
の学問と、
心
(
しん
)
を
神髄
(
しんずい
)
とする剣法の道との、勘の相違でござりましょう。——理からいえば、こう誘う者は、こう来なくてはならぬはずという軍学——。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“神髄”の意味
《名詞》
神髄(しんずい)
物事の根本、奥義。
(出典:Wiktionary)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
髄
常用漢字
中学
部首:⾻
19画
“神”で始まる語句
神
神々
神輿
神楽
神田
神酒
神戸
神楽坂
神仏
神主