“呉子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごし80.0%
くれこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「無駄だ。巧言を止めろ。われも幼少から兵書を読み、孫子そんし呉子ごし神髄しんずいを書にさぐっている。別人ならば知らぬこと、この曹操がいかで汝や黄蓋ごとき者の企てに乗ろうぞ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫子そんしを読んだことがあるかい? 兵法の書だ、武士たる者、孫子そんし呉子ごしを知らん筈はあるまい。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼が呉子くれこさんを迎えてからは、そうおおぴらには、せびることもできなかったが、彼の代りに出版の代作だいさくをしたり、講演の筋を書いたりして、その都度つど
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
しかしながら、博士と雪子夫人と、柿丘と呉子くれこさんとの関係は、いつまでもそう単純ではあり得なかった。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)