呉子ごし)” の例文
「無駄だ。巧言を止めろ。われも幼少から兵書を読み、孫子そんし呉子ごし神髄しんずいを書にさぐっている。別人ならば知らぬこと、この曹操がいかで汝や黄蓋ごとき者の企てに乗ろうぞ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孫子そんしを読んだことがあるかい? 兵法の書だ、武士たる者、孫子そんし呉子ごしを知らん筈はあるまい。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人を使うことで、思いあたる話は、呉子ごし武候ぶこうに与えた兵法の虎の巻にある一項で
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呉子ごし兵法図国編へいほうとこくへん講義こうぎをうけているところであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)