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神来
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しんらい
ふりがな文庫
“
神来
(
しんらい
)” の例文
時は
涼秋
(
りょうしゅう
)
九
月
(
げつ
)
、処は北海山中の無人境、
篝火
(
かがりび
)
を焚く霜夜の天幕、
幕
(
まく
)
の
外
(
そと
)
には立聴くアイヌ、幕の内には
隼人
(
はやと
)
の
薩摩
(
さつま
)
壮士
(
おのこ
)
が
神来
(
しんらい
)
の
興
(
きょう
)
まさに
旺
(
おう
)
して、歌
断
(
た
)
ゆる時四絃続き、
絃黙
(
げんもく
)
す時
声
(
こえ
)
謡
(
うた
)
い
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
所謂
(
いわゆる
)
神来
(
しんらい
)
の興が
中
(
うち
)
に動いて、歌に
現
(
うつつ
)
を
脱
(
ぬ
)
かしているのは歌う声に魂の
入
(
い
)
っているので分る。恐らくもう
側
(
そば
)
でお神さんや下女の聴いてることも忘れているだろう。お糸さんは最う人間のお糸さんでない。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“神”で始まる語句
神
神々
神輿
神楽
神田
神酒
神戸
神楽坂
神仏
神主