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碓井貞光
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うすいのさだみつ
このきこりと
見せたのはじつは
碓井貞光といって、その
時分日本一のえらい
大将で
名高い
源頼光の
家来でした。
むかし
源頼光という
大将がありました。その
家来に
渡辺綱、
卜部季武、
碓井貞光、
坂田公時という四
人の
強い
武士がいました。これが
名高い、「
頼光の四
天王」
金太郎がいよいよ
碓井貞光に
連れられて
都へ
上るということを
聞いて、
熊も
鹿も
猿もうさぎもみんな
連れ
立ってお
別れを
言いに
来ました。
金太郎はみんなの
頭を
代わりばんこになでてやって
そこで
金太郎は
坂田金時と
名乗って、
頼光の
家来になりました。そして大きくなると、えらいお
侍になって、
渡辺綱、
卜部季武、
碓井貞光といっしょに、
頼光の四
天王と
呼ばれるようになりました。