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瞰上
ふりがな文庫
“瞰上”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みあ
50.0%
みあぐ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みあ
(逆引き)
父子
(
おやこ
)
はここに腰を
卸
(
おろ
)
して、見るとも無しに
瞰上
(
みあ
)
げると、青い大空を
遮
(
さえぎ
)
る飛騨の山々も、昨日今日は落葉に痩せて尖って、
宛
(
さなが
)
ら
巨大
(
おおい
)
なる動物が
肋骨
(
あばらぼね
)
を
露
(
あら
)
わした
様
(
よう
)
にも見えた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
或
(
あるい
)
は怪獣の眼かと市郎は
屹
(
きっ
)
と
瞰上
(
みあ
)
げる途端に、頭の上から小さな石が一つ飛んで来たが、幸いに身には
中
(
あた
)
らなかった。市郎は
俄
(
にわか
)
に蝋燭を吹き消した。敵の
的
(
まと
)
にならぬ用心である。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
瞰上(みあ)の例文をもっと
(1作品)
見る
みあぐ
(逆引き)
この寒いのに彼は全身に汗を覚えた。岩の蔭から
瞰上
(
みあぐ
)
れば、日は
已
(
すで
)
に高く昇ったらしい。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
瞰上
(
みあぐ
)
れば我が頭の上には、高さ幾丈の絶壁が
峭立
(
きった
)
っていて、そこは
彼
(
か
)
の虎ヶ窟なることを思い
当
(
あた
)
った。若い男と女とが社会の
煩
(
うる
)
さい圧迫を
脱
(
のが
)
れて、自由なる恋を
楽
(
たのし
)
んだ
故蹟
(
こせき
)
である。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
瞰上(みあぐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
瞰
漢検1級
部首:⽬
17画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“瞰”で始まる語句
瞰下
瞰
瞰望
瞰下景
瞰京
瞰射
瞰渡
瞰視