“瞰渡”の読み方と例文
読み方割合
みわた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、気抜けしたように黙りこんで、広々とした耕地を瞰渡みわたす客間の廊下にいた。茶の間の方から、青竹を何本切らなければならぬ、榊を何本と、神官が指図をしている声がした。皆葬式の仕度だ。
この夏 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)