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直話
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ぢきわ
ふりがな文庫
“
直話
(
ぢきわ
)” の例文
武さんは牛乳配達の帰つた
後
(
あと
)
、
早速
(
さつそく
)
感謝の祈祷をした。——これは武さんの
直話
(
ぢきわ
)
である。僕は現世にもかういふ
奇蹟
(
きせき
)
の行はれるといふことを語りたいのではない。
素描三題
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と
言
(
い
)
つたと
言
(
い
)
ふ——
眞個
(
ほんたう
)
か
知
(
し
)
らん、いや、
嘘
(
うそ
)
でない。
此
(
これ
)
は
私
(
わたし
)
の
内
(
うち
)
へ
來
(
き
)
て(
久保勘
(
くぼかん
)
)と
染
(
そ
)
めた
印半纏
(
しるしばんてん
)
で、
脚絆
(
きやはん
)
の
片
(
かた
)
あしを
擧
(
あ
)
げながら、
冷酒
(
ひやざけ
)
のいきづきで
御當人
(
ごたうにん
)
の
直話
(
ぢきわ
)
なのである。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
次の一節は頗る長く、大窪天民と喜多可庵との
直話
(
ぢきわ
)
を骨子として、逐年物價が騰貴し、儒者畫家などの金を
獲
(
う
)
ることも容易ならず、
束脩
(
そくしう
)
謝金の高くなることを言つたものである。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
アメリカの前大統領タフトの
直話
(
ぢきわ
)
である。
茶話:07 大正十四(一九二五)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
“直”で始まる語句
直
直接
直々
直衣
直様
直垂
直截
直参
直義
直段