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白粉
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おしろひ
ふりがな文庫
“
白粉
(
おしろひ
)” の例文
鏡に映つた兒どもの、
面
(
つら
)
には凄いほど
眞白
(
まつしろ
)
に
白粉
(
おしろひ
)
を
塗
(
ぬ
)
つてあつた、
睫
(
まつげ
)
のみ黒くパツチリと
開
(
ひら
)
いた
兩
(
ふたつ
)
の眼の底から
恐怖
(
おそれ
)
に
竦
(
すく
)
んだ瞳が
生眞面目
(
きまじめ
)
に
震慄
(
わなな
)
いてゐた。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木偶之坊
(
でくのばう
)
も
拵
(
こしら
)
へれば、
内職
(
ないしよく
)
にお
玉杓子
(
たまじやくし
)
も
売
(
う
)
つたでがす。
獅子頭
(
しゝがしら
)
、
閻魔様
(
えんまさま
)
、
姉様
(
あねさま
)
の
首
(
くび
)
の、
天狗
(
てんぐ
)
の
面
(
めん
)
、
座頭
(
ざとう
)
の
顔
(
かほ
)
、
白粉
(
おしろひ
)
も
塗
(
ぬ
)
れば
紅
(
べに
)
もなする、
青絵具
(
あをゑのぐ
)
もべつたりぢや。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
成程、今の世、実事によくうつすを好む故、真の家老の身振口上をうつすとは云へども、さらばとて、真の大名の家老などが、立役の如く顔に
紅脂
(
べに
)
白粉
(
おしろひ
)
をぬることありや。
実物と模型
(新字旧仮名)
/
相馬御風
(著)
白粉
(
おしろひ
)
やけの素顔して湯にゆくさまの芸妓あり。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“白粉(おしろい)”の解説
おしろい(白粉)は、顔や首筋などに塗布して肌を色白に見せるために使用する化粧品である。その種類に応じて、粉おしろい、水おしろい、練りおしろいなどに分類される。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
“白粉”で始まる語句
白粉気
白粉刷毛
白粉焼
白粉垢
白粉花
白粉壺
白粉草
白粉焦
白粉下
白粉首