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しらかし
ふりがな文庫
“
白樫
(
しらかし
)” の例文
小高く、一寸見晴らしがよかった。風に吹飛ばされぬようはりがねで
白樫
(
しらかし
)
の木にしばりつけた土間共十五坪の汚ない草葺の家が附いて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
しかし
白樫
(
しらかし
)
は格別、普通のどんぐりを食うと唖になるとか云い伝えられているので、誰も口へ入れる者はなかった。多くは戦争ごっこの弾薬に用いるのであった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
代々木の
白樫
(
しらかし
)
がもと
黄楊
(
つげ
)
がもと飛びて
歩
(
あ
)
りきし
栗鼠
(
りす
)
の
子
(
こ
)
吾妹
(
わぎも
)
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
枝をまじゆる
白樫
(
しらかし
)
や
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
ゆさ/\と
嫩
(
やわ
)
らかな
食
(
く
)
えそうな若葉をかぶった
白樫
(
しらかし
)
の
瑞枝
(
みずえ
)
、杉は
灰緑
(
かいりょく
)
の
海藻
(
かいそう
)
めいた
新芽
(
しんめ
)
を
簇立
(
むらだ
)
て、
赤松
(
あかまつ
)
は
赭
(
あか
)
く
黒松
(
くろまつ
)
は白っぽい
小蝋燭
(
ころうそく
)
の様な
心芽
(
しんめ
)
をつい/\と枝の
梢毎
(
うらごと
)
に立て
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“白樫(シラカシ)”の解説
シラカシ(白樫・白橿、学名: Quercus myrsinifolia)は、ブナ科コナラ属の常緑高木、いわゆるカシ類の一種である。和名の由来は、葉の裏側が白っぽいからという説と、材が白色であるという説から名付けられている。別名、カシ、ホソバカシともよばれ、樹皮の黒さからクロカシの名もある。中国名は、小葉青岡。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
樫
漢検準1級
部首:⽊
15画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々