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白墨
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チョーク
ふりがな文庫
“
白墨
(
チョーク
)” の例文
それは大きな三階建の石造の建物で、全体を
白墨
(
チョーク
)
のように真白に塗ってあるのは、中で職務をとっている連中の心の潔白を表わしたものでがなあろう。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
教師
(
きょうし
)
は
手
(
て
)
に
白墨
(
チョーク
)
と
平素点
(
へいそてん
)
を
記入
(
きにゅう
)
する
手帳
(
てちょう
)
とを
持
(
も
)
って
教室
(
きょうしつ
)
に
入
(
はい
)
ってきました。いままでがやがやといっていました
教室
(
きょうしつ
)
の
中
(
なか
)
は、
急
(
きゅう
)
に
火
(
ひ
)
の
消
(
き
)
えたように
寂然
(
ひっそり
)
となりました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
テーブルの上にあった
鞄
(
かばん
)
に、
白墨
(
チョーク
)
のかけらや、はんけちや本や、みんないっしょに投げ込んで小わきにかかえ、さっき顔を出した窓から、プイッと外へ飛び出しました。
グスコーブドリの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「張った」と、ヘルマンは自分の切り札の裏に
白墨
(
チョーク
)
で何か
印
(
しるし
)
を書きながら言った。
世界怪談名作集:03 スペードの女王
(新字新仮名)
/
アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン
(著)
後から
白墨
(
チョーク
)
を以って其背中へ怪しげな字や絵を描いたり、又授業の始まる前に
悉
(
ことごと
)
く教室の窓を閉めて真暗な処に静まり返って居て、入って来る先生を驚かしたり、そんなこと
許
(
ばか
)
り嬉しがって居た。
落第
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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白墨
(
チョーク
)
で番号を書き放した程度のものが多いのですが……。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“白墨”の意味
《名詞》
水で練った焼石膏や白亜の粉末を棒状に固めたもの。チョーク。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
墨
常用漢字
中学
部首:⼟
14画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白銀
白刃
白々