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異変
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いへん
ふりがな文庫
“
異変
(
いへん
)” の例文
旧字:
異變
ところで主人が居なくなった東京の
故宅
(
こたく
)
には、一小事変が起ったのである。それは別事ではなく、妻の身体に生理的
異変
(
いへん
)
が起ったのである。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
「そちがさぐってきた、
若君
(
わかぎみ
)
のご
異変
(
いへん
)
、また
都田川
(
みやこだがわ
)
の
刑場
(
けいじょう
)
でおこなわれる
時日
(
じじつ
)
、かならずまちがいのないことであろうな」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんなことは仕掛の
工合
(
ぐあい
)
でどうにでもなりますよ。たとえぼ、鞄の把柄を手に持って鞄を下げているときには、スイッチが
外
(
はず
)
れるようになっていて
異変
(
いへん
)
は起らない。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかるを 菅神の
恨
(
うら
)
み玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも
賢徳
(
けんとく
)
忠臣の
冤謫
(
ゑんてき
)
を天のいきどほりて
水旱
(
すゐかん
)
風雷
(
ふうらい
)
の
異変
(
いへん
)
、
讒者
(
ざんしや
)
奸人
(
かんじん
)
の
死亡
(
しばう
)
ありしならん。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
もしお千絵殿の身に
異変
(
いへん
)
があったら、すべては
水泡
(
すいほう
)
に帰してしまうがと、彼の心は気が気ではなくなった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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しかるを 菅神の
恨
(
うら
)
み玉はざりしは配所の詩哥にてもしらる、 菅神はうらみ玉はずとも
賢徳
(
けんとく
)
忠臣の
冤謫
(
ゑんてき
)
を天のいきどほりて
水旱
(
すゐかん
)
風雷
(
ふうらい
)
の
異変
(
いへん
)
、
讒者
(
ざんしや
)
奸人
(
かんじん
)
の
死亡
(
しばう
)
ありしならん。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
変
常用漢字
小4
部首:⼡
9画
“異”で始まる語句
異
異形
異様
異名
異体
異口同音
異議
異存
異状
異見