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畏敬
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ゐけい
ふりがな文庫
“
畏敬
(
ゐけい
)” の例文
私
(
わし
)
はその
前刻
(
さつき
)
から
何
(
なん
)
となく
此
(
この
)
婦人
(
をんな
)
に
畏敬
(
ゐけい
)
の
念
(
ねん
)
が
生
(
しやう
)
じて
善
(
ぜん
)
か
悪
(
あく
)
か、
何
(
ど
)
の
道
(
みち
)
命令
(
めいれい
)
されるやうに
心得
(
こゝろえ
)
たから、いはるゝままに
草履
(
ざうり
)
を
穿
(
は
)
いた。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
言はれて
内室
(
ないしつ
)
に
入
(
はひ
)
つて見ると
成程
(
なるほど
)
石は
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
紫檀
(
したん
)
の
臺
(
だい
)
に
還
(
かへ
)
つて居たので
益々
(
ます/\
)
畏敬
(
ゐけい
)
の
念
(
ねん
)
を
高
(
たか
)
め、
恭
(
うや/\
)
しく老叟を
仰
(
あふ
)
ぎ見ると、老叟
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
何故なら私の眼が
畏敬
(
ゐけい
)
の念を持つて彼女の歩みの跡をつけたその時の氣持を未だ持ちつゞけてゐるからである。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
熱烈な言葉や昂奮した語調の方へ
外
(
そ
)
れさせず、また、彼女を見、その言葉に耳を傾けるものゝ享樂的な氣持ちを
抑制
(
よくせい
)
するやうな
畏敬
(
ゐけい
)
の感じで、きよめる何ものかゞあるのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
畏
常用漢字
中学
部首:⽥
9画
敬
常用漢字
小6
部首:⽁
12画
“畏敬”で始まる語句
畏敬すべき