トップ
>
甲
>
よろ
ふりがな文庫
“
甲
(
よろ
)” の例文
恣
(
ほしいまま
)
に寒風が通り、湖水の光もそれを
甲
(
よろ
)
う山嶽も、その山嶽の上に無限に畳まって見える山嶽の雪も、ついに僕をして大戦後に起った熱烈難渋な芸術には
親
(
したし
)
ましめなかった。
リギ山上の一夜
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
兵はもう暗いうちから起きて、馬には草飼い、身には
甲
(
よろ
)
い、そして腰兵糧までつけて、主人の出るのを待っていた。今朝、法養寺に勢揃いし、
諏訪
(
すわ
)
を立って、甲府に向う。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
松の翠は
単
(
た
)
だ色ばかりが佳いのではなく、その樹の姿がこの上もなく勢があって、その枝は四方に張り、その幹は天半に聳え立って亀ッ甲の皮を
甲
(
よろ
)
い、その
状
(
ありさま
)
が最も強健勇壮です。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
そして冬月その葉の小葉は落ち去ってもなお鉤刺を
甲
(
よろ
)
うその主軸ならびに枝軸には依然としてその鉤刺が残り、その刺体は確かと茎に固着して脱去しない。ゆえに四季を通じていつも有効である。
植物一日一題
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“甲”の解説
甲(こう、きのえ)は、十干の1番目である。
陰陽五行説では木性の陽に割り当てられており、ここから日本では「きのえ」(木の兄)ともいう。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
“甲”を含む語句
甲板
甲冑
甲虫
甲子
甲斐
甲斐性
甲斐々々
鼈甲
甲斐絹
甲比丹
甲胄
手甲
甲羅
年甲斐
甲府
甲州
鼈甲縁
鎧甲
甲掛
上甲板
...