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甥
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おひ
ふりがな文庫
“
甥
(
おひ
)” の例文
藁
(
わら
)
の上から引取つた
甥
(
おひ
)
で、情愛の上にいくらか
裃
(
かみしも
)
を着たものがあり、第二番の直接原因は、お絹の里が商賣の手違ひから去年の暮を越し兼ねて居るのを見て
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
甥
(
おひ
)
の小僧つ子に塩をつけられて、国香亡き後は一族の長者たる良兼ともある者が屈してしまふことは出来ない。護も貞盛も女達も
瞋恚
(
しんい
)
の火を
燃
(
もや
)
さない訳は無い。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
不便
(
ふびん
)
だんべぢやねえかねえ
不具
(
かたわ
)
の
甥
(
おひ
)
つ
子
(
こ
)
のことをねえ、
保證
(
ほしよう
)
に
立
(
た
)
つた
位
(
くれえ
)
身上
(
しんしやう
)
潰
(
つぶ
)
れるつち
挨拶
(
あいさつ
)
なのさ、ねえこれ、
年齡
(
とし
)
とつちやこつちのおとつゝあん
先
(
さき
)
も
短
(
みじ
)
けえのに
心底
(
しんてえ
)
のえゝものでなくつちや
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ハツバス・ダアダアはこれを憎みてあはれ
福
(
さいはひ
)
の神は、
直
(
すぐ
)
なる「ピニヨロ」の木を顧みで、珠を朽木に
抛
(
な
)
げ與へしよ
抔
(
など
)
いひぬ。ベルナルドオは羅馬の
議官
(
セナトオレ
)
の
甥
(
おひ
)
にて、その家富みさかえたればなるべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
あの宗之助といふのは、殺された主人峰右衞門の
甥
(
おひ
)
の子で、實は女だつたのさ、——それ、二階の窓から顏を
銭形平次捕物控:246 万両分限
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
私が若し人に
害
(
あや
)
められて死ぬやうな事があつたら、二人の
甥
(
をひ
)
を調べて貰ひ度い、近いうちに私を殺す者があるに違ひないと思ふが、下手人は
甥
(
おひ
)
の專三郎でなければ彦太郎だ。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そいつは良いことに氣がついてくれた。
甥
(
おひ
)
の八五郎より立派な御用聞になれるぜ叔母さん」
銭形平次捕物控:239 群盗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
佐渡屋の妹娘のお
信
(
のぶ
)
といふ十四になるのと、手代の直次郎と
甥
(
おひ
)
の與之助の三人、女主人のお兼は、すぐ助けられて大したこともなく、娘のお絹は
杭
(
くひ
)
か何んかで肩を打ちましたが
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“甥”の意味
《名詞》
(おい)兄弟姉妹の息子。
(出典:Wiktionary)
“甥”の解説
甥(おい)とは、自分の兄弟姉妹の息子を指す語。対義語は姪。
(出典:Wikipedia)
甥
漢検準1級
部首:⽣
12画
“甥”を含む語句
甥御
令甥
甥子
愛甥
阿甥
総領甥
甥御様
甥姪
甥女
甥君
我甥
小甥
子甥
女甥
外甥女
外甥児
外甥
叔甥
叔父甥
伯父甥